陶器瓦は粘土を瓦上に形成してそのあとに窯で高温で焼き上げた瓦になります。
見た目の特徴としては焼き上がったあとは綺麗なツヤがあり屋根が美しく見えます。
釉薬によって様々な色が出せるのが特徴です。
陶器瓦は寿命が長い
耐用年数は30~60年ですが、経年劣化によって炭素膜が剥がれると、色や耐水性も落ちてくるので、その際は補修が必要です。
色合いが豊富にある
陶器瓦は焼き上げる際に釉薬をかけます。この釉薬を変えることによって、色の出し方やツヤの出し方を変えることができます。
メンテナンスがほぼ不要
陶器瓦は水が浸透しないと言う特徴や耐熱性、防音性を数十年維持できため、ほとんどメンテナンスが不要です。
いぶし瓦は釉薬を使わずに、瓦を焼きあげる最後の工程で空気を完全に遮断して「むし焼き」にする燻化工程が特徴です。
密閉された無酸素状態でガスを入れることによって還元反応させ、全体的に炭素の銀色被膜を付着させる製法で、一般的に日本瓦と呼ばれるものがこれにあたります。
粘土瓦(いぶし瓦)は長い耐用年数
耐用年数は30~50年と長く、メンテナンスは陶器瓦と同じくほとんど不要です。
味わい深い銀色の瓦
色は銀がかったグレーですが、和風建築にはこの重厚感がしっくりきます。
環境や人体に優しいエコな瓦
いぶし瓦は土と炭素によってできた天然素材でできているので、環境や人体にも無害です。
太陽などの熱に強い瓦で、瓦と比べると初期費用も抑えられることも特徴の1つです。
ただし、セメント部分が水で洗い流されてしまうと防水性や強度が低くなるため、塗装によるメンテナンスが必要な瓦です
ねじれや歪みがほとんど生じず強度アップ
セメントを瓦型にプレスし養生を経た後、工場で焼きつけ塗装するため瓦自体の強度も強くなります。
形のバリエーションが豊富
形も色々なバリエーションがありお宅にあわせた形にできます。
防水性を保つため塗装が必要
セメント部分が水で洗い流され防水性や強度が低くならないよう10年から20年毎の塗装が必要です。